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川瀬忍作 青磁盃
¥52,000
【時代】平成 【産地】神奈川 【寸法】h.3.7cm Φ.6.5~7.0cm 45g 【状態】良好 【箱 】共箱、共布です 【伝来】有りません 川瀬忍 1950年 神奈川県大磯生まれ 1978年 日本工芸会正会員となる(2006年 退会) 1981年 日本陶磁協会賞を受賞 1985年 個展 壺中居(東京) 2005年 NYで個展 2013年 日本陶磁協会賞金賞を受賞 2018年 「川瀬忍 作陶50年の間」展 菊池寛記念智美美術館(東京) 現在も個展を中心に活動 川瀬忍は宋代に完成された青磁に対し強い思いが有り、多くの青磁を制作しています。宋磁の様に非常に厳しい完成度を持っています。 本作は五弁に開いた花のような形をした酒盃です。青磁の釉調が素晴らしいのは言うまでもなく、姿も非常に美しく、そして大変薄く作られています。手に取って、口に当ててみるとその物の凄さが感じられると思います。 ※手洗いをお勧めします。優しく洗ってご使用ください。 オリジナルの色に近づくよう努力はしておりますが、お持ちのデバイスなどのによって色味が異なる場合がございます。ご了承ください。
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伊万里色絵花盆尺皿
¥50,000
【時代】江戸元禄 【産地】伊万里・有田 【寸法】h.5.0cm Φ.30.0cm 9300g 【状態】良好 【箱 】有ります。 【伝来】有りません 伊万里焼は元禄期にピークを迎えます。それまでの中国に代わり日本産の磁器が世界中から求められ、その絶頂期が元禄期であります。特にヨーロッパへの輸出が多く、当時のヨーロッパ貴族の趣味に合わせた物が大量に取引されました。 本作は当時ヨーロッパへ渡った伊万里の尺皿です。金彩をふんだんに使い、色も鮮やかで非常に豪華に作られています。所謂里帰りと呼ばれるタイプの伊万里です。日本的な余白を活かした美や、着物のデザインの様な図柄とは異なり、迫力と鮮やかさを重点的に作られています。 金彩も残っている方だと思います。スレも少なく状態はかなり良いものです。 こんなお皿を一枚部屋に飾るだけで、ガラッと部屋の雰囲気が変わると思います。 ※写真と現物の色合いが若干異なります。かなり丁寧に色を近づけてはいますが、その点はご了承ください。
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古染付蓮池水鳥図芙蓉手皿
¥150,000
【時代】明末清初 【産地】中国景徳鎮 【寸法】h.4.5cm Φ.28.0cm 670g 【状態】良好 虫食い 高台にホツ 見込みに若干のフリモノ 【箱 】有ります。 【伝来】有りません 古染付は明末清初の時代、景徳鎮で作られた染付磁器を指します。中国は王朝が交代する時代の大きな転換期でした。その為染付磁器の焼成も質が下がり、いらゆる虫食いと呼ばれる釉薬のハゲが目立ちはじめます。これを当時の日本の茶人が好み、多くの古染付が日本に将来されました。 本作は古染付大皿です。見込みには蓮の花と水鳥が三羽描かれています。呉須の発色も良く、素地も綺麗で、鑑賞にもってこいのお皿です。縁が花弁のように見える絵付けのスタイルから、芙蓉手と呼ばれいます。この芙蓉手は日本のみならず、ヨーロッパにも数多く輸出され、当時のヨーロッパ絵画の中にも良く登場してきます。正に17世紀、中国を代表する焼き物と云えます。 ※写真と現物の色合いが若干異なります。かなり丁寧に色を近づけてはいますが、その点はご了承ください。
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そば猪口 東家に人物
¥18,000
【時代】江戸中期(享保〜天明) 【産地】有田 【寸法】h.4.5cm Φ.6.5cm 60g 【状態】良好 【箱 】有りません 【伝来】有りません そば猪口は江戸時代に爆発的なヒットを生んだ食器の一つです。元々は向付として生まれ、小さい物は酢猪口として使われていました。ところが1650年代頃、そば切りが始まります。そこから徐々にそばに用いる様になり、いつしかそば猪口としての地位を確立したそうです。 さて、本作は中期のそば猪口です。手描きで、ぐるりと描かれています。東屋に一人の人物が向かっています。友が待っているのか、家路なのかは分かりませんが、のんびりした雰囲気の図柄です。薄手で上手の作品です。 日常に自分用に、酒にお茶にと色々と使える一品です。 ※手洗いをお勧めします。優しく洗ってご使用ください。
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三島平茶碗
¥55,000
【時代】李朝前期 15世紀辺り 【産地】朝鮮 【寸法】h.5.4cm Φ.16.4cm 重量430g 【状態】ホツが二か所あります 【箱 】有ります 【伝来】有りません 「三島」とはお茶人の間で広がった言葉で有ります。静岡の三島神社に由来しており、朝鮮半島の産地を指しているわけでは有りません。韓国では「粉青」、粉青沙器」と呼ばれています。本作がお茶碗である為に、「三島」としました。 「三島」には白象嵌、刷毛目、彫などの技法が有り、本作は白象嵌が入り、外側は象嵌の上に刷毛目で白く化粧しています。発掘品で見立てのお茶碗です。手取りはズシッと重く、気持ちの良い重さです。口当たりは褒められたものではありませんが、これからの育て方次第では口当たりが柔らかい物に成長するやもです。 三島や堅手は発掘品の数が多く、高麗茶碗の中でも数が多いい茶碗です。しかしながら本作のように、傷けが少なく、カセもほとんどない物は珍しいです。まだまだ伸びしろがある茶碗です。 また、無理に茶碗に絞らず、鉢として肴を一品盛り付けるなど役回りを増やして楽しめる物と考えています。
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古染付芦雁図五寸皿
¥33,000
【時代】明末清初 【産地】中国景徳鎮 【寸法】h.3cm 直径15.5 cm 重量170g 【状態】虫食い トリアシ(約6㎝)飛んでいる雁の上にあります。 【箱 】有りません 【伝来】有りません 古染付は明末清初の時代、景徳鎮で作られた染付磁器を指します。中国は王朝が交代する時代の大きな転換期でした。その為染付磁器の焼成も質が下がり、いらゆる虫食いと呼ばれる釉薬のハゲが目立ちはじめます。この虫食い当時の日本の茶人たちが面白がり、様々な物を注文し、招来しました。 本作は芦雁の図を見込みいっぱいに描いた五寸皿である。実は明末清初辺りから、有名な画題をそのまま器に描き込むという事が増えてきました。それまでは縁に決まった紋様があり、窓絵の中に物語のような絵が描かれることはありましたが、縁いっぱい迄絵を描くという手法は殆ど見られていません。ところが明末から急激にこの手の手法が増え、清朝へと続いていきます。 本作に描かれている芦雁の図は「秋も末になつて芦荻の穂悉くほほけて微風に絮を散らす頃、雁は北の国から渡つて来る、蓋し芦と雁とは好個の対照である、芦雁の画題は、花鳥画中極めて重要な地位を占めてゐる、漢詩にもこれがある。」と有る様に、非常に有名で古くから愛されている画題であります。 五寸皿では有りますが、見応えは十二分に有り、飾って眺められるのもよろしいかと思います。 ※優しく手洗いでご使用されることをお勧めします。
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南京白磁陰刻蓮華文杯
¥12,000
SOLD OUT
【時代】明末清初 【産地】中国景徳鎮 【寸法】h.4cm 口径 6.7cm 重量40g 【状態】虫食いを金繕 入 【箱 】有りません 【伝来】有りません 古染付は明末清初の時代、景徳鎮で作られた染付磁器を指します。中国は王朝が交代する時代の大きな転換期でした。その為染付磁器の焼成も質が下がり、いらゆる虫食いと呼ばれる釉薬のハゲが目立ちはじめます。この虫食いを金繕することが一時期流行りました。特に煎茶道具によく見られるように思います。 本作は虫食いを丁寧に金繕してあります。これが少し覆輪の様にも見えて面白いです。残念ながら一本入が有りますが、使用に問題は有りません。薄作りで光にかざすと蓮の葉の模様が浮かび、なんとも雅な雰囲気がします。 ※手洗いで、優しく洗ってお使いください。
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呉須赤絵 茶入
¥110,000
【時代】明末清初 【産地】中国 漳州窯 【寸法】h.8.5cm 口径.3.2cm 胴径.7.2㎝ 130g 【状態】口と蓋に小さいホツ一か所づつ 【箱 】有ります 【伝来】有りません 漳州窯は福建省にあり、景徳鎮の磁器を模して色絵の磁器を焼成しています。図柄は元時代の景徳鎮の図柄を踏襲していますが、民窯独特の自由なタッチで描かれている為、印象は全く異なります。主に貿易目的で作られている物が多く、日本もそのお買い手の一つで、当時日本からの注文もあったと思われます。 本作は元々茶入れで作られたのかどうかは分かりませんが、茶入れにもってこいの寸法です。大きくボタンを三方に描き、赤と緑の色が鮮烈に冴えています。 ※手洗いをお勧めいたします。
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三彩合子
¥5,500
【時代】昭和 【産地】不明 【寸法】h.3.5cm Φ.7cm 70g 【状態】良好です 【箱 】有ります 【伝来】有りません 大変に可愛らしい合子です。蓋の内側に金箔が張ってあります。三彩の釉薬の溶け方も綺麗で個人的にはかなり気に入っています。 十分な説明が出来ない事をお許しください。たまには本当に感覚だけの物が有ってもいいのではないかと考えています。 寸法的に、香合に使えると思います。
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水川陶影作 吉備酒呑
¥5,500
【時代】昭和 【産地】岡山 吉備 【寸法】h.4.8cm Φ.6.6cm 110g 【状態】良好 【箱 】共箱です 【伝来】有りません 水川陶影 大正3年 岡山県笠岡生まれ 昭和33年 近藤悠三・宇野三吾に師事 昭和50年 金重陶陽賞を受賞 その後も数々の賞、数々の芸展で受賞、入選。 吉備焼は陶影と父(豊山)とで確立させた焼き物です。元々は隣の土地、福山市で生まれた岩谷焼を手本としていました。 作品は地元にこだわり、地元の土、地元で作れる釉薬で製作しています。 本作は少し青味がかった白泥釉をたっぷりと掛けたぐい吞みです。少し唐津を思わせるような味わいが有ります。焼き上がりが非常に良く、清潔な印象を持ちます。ついつい一杯行きたくなるぐい吞みです。 ※食洗器は避けて、手洗いをお勧めします。
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唐木 一文字盆
¥12,000
【時代】おそらく昭和 【産地】不明 【寸法】36×10cm 360g 【状態】当たりが縁に一か所、高台に一か所 【箱 】有りません 【伝来】有りません 唐木は一昔前は、輸入で入ってきた物をざっくりと言い表していた総称です。本作は紅木ですが、昔は紅木も紫檀と呼ばれていました。近年中国からの買い付けが増え、唐木の名称分類が進み、紅木に落ち着きました。 紅木は唐木の中では比較的多い種類の材料です。美しい木目で赤味が強いのが特徴です。 本作は煎茶に於ける一文字盆として作られました。紅木らしく重量感が有り、手触りも滑らかです。 ※お湯や、水気が付いた場合は早めに拭き取ってください。カタになることが有ります。
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珉平焼 黄釉龍文小皿 04
¥5,500
【時代】幕末〜明治 【産地】淡路島 【寸法】h.2.3cm Φ.11cm 70g 【状態】良好 【箱 】有りません 【伝来】有りません 珉平焼は淡路島で生まれた焼物です。元々は淡路焼と呼ばれ、賀州珉平によって創業されました。美しい黄釉や青釉を発明し、明治時代には海外への輸出も行っています。 本作は見込みいっぱいに龍の陰刻が有り、鑑賞にも耐え得る一品で、デザートや珍味を盛り付けるのにも最適です。洗練された和の風情を演出し、毎日の食卓を彩る贅沢なひとときをご堪能ください。 ※手作りのため、色味や形状に若干の個体差がございます。商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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珉平焼 黄釉龍文小皿 03
¥5,500
【時代】幕末〜明治 【産地】淡路島 【寸法】h.2.3cm Φ.11cm 70g 【状態】良好 【箱 】有りません 【伝来】有りません 珉平焼は淡路島で生まれた焼物です。元々は淡路焼と呼ばれ、賀州珉平によって創業されました。美しい黄釉や青釉を発明し、明治時代には海外への輸出も行っています。 本作は見込みいっぱいに龍の陰刻が有り、鑑賞にも耐え得る一品で、デザートや珍味を盛り付けるのにも最適です。洗練された和の風情を演出し、毎日の食卓を彩る贅沢なひとときをご堪能ください。 ※手作りのため、色味や形状に若干の個体差がございます。商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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珉平焼 黄釉龍文小皿 02
¥5,500
【時代】幕末〜明治 【産地】淡路島 【寸法】h.2.3cm Φ.11cm 70g 【状態】良好 【箱 】有りません 【伝来】有りません 珉平焼は淡路島で生まれた焼物です。元々は淡路焼と呼ばれ、賀州珉平によって創業されました。美しい黄釉や青釉を発明し、明治時代には海外への輸出も行っています。 本作は見込みいっぱいに龍の陰刻が有り、鑑賞にも耐え得る一品で、デザートや珍味を盛り付けるのにも最適です。洗練された和の風情を演出し、毎日の食卓を彩る贅沢なひとときをご堪能ください。 ※手作りのため、色味や形状に若干の個体差がございます。商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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珉平焼 黄釉龍文小皿 01
¥5,500
【時代】幕末〜明治 【産地】淡路島 【寸法】h.2.3cm Φ.11cm 70g 【状態】良好 【箱 】有りません 【伝来】有りません 珉平焼は淡路島で生まれた焼物です。元々は淡路焼と呼ばれ、賀州珉平によって創業されました。美しい黄釉や青釉を発明し、明治時代には海外への輸出も行っています。 本作は見込みいっぱいに龍の陰刻が有り、鑑賞にも耐え得る一品で、デザートや珍味を盛り付けるのにも最適です。洗練された和の風情を演出し、毎日の食卓を彩る贅沢なひとときをご堪能ください。 ※手作りのため、色味や形状に若干の個体差がございます。商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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三田青磁福寿花瓶
¥165,000
【時代】江戸後期 【産地】兵庫 三田 【寸法】h.23.6cm 胴12.2×9.6cm 重量750g 【状態】良好 【箱 】共箱と思える古い箱 【伝来】有りません 三田は寛政初年、三田の豪商神田惣兵衛が巨額の資金を投じて開窯したものです。元から青磁への憧れが強く、京都の名工奥田穎川などにも指導をこい、三田青磁を完全させます。 最盛期は文化文政間で青磁の釉調は中国の天龍寺青磁に似ています。 本作は非常に作域の良い花瓶です。生まれから花瓶として作られています。「福」と「寿」を一字づつ陽刻され、龍のような耳が有り、格調高く作られています。 両耳の丈夫に釉はげが見れますが、これは傷では有りません。 お茶会や来客の際の床飾りとして、非常に重宝すると思います。 ※商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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鞆徳利 葡萄文
¥55,000
【時代】幕末 【産地】広島 岩谷 【寸法】h.20.7cm 一辺.11cm 重量660g 【状態】強い貫入多数 【箱 】有りません 【伝来】有りません 鞆徳利とは鞆で生まれた保命酒を詰めて売っていた酒瓶のことです。 江戸後期庶民文化が発展し、旅行もその一つとして流行しました。鞆の土産に保命酒を、という訳で大変に多くの保命酒が売れ、更に差別化を図ろうと作られたのが鞆徳利です。地元福山の岩谷焼を始め、備前、砥部、丹波、有田など多くで徳利がつくられました。 色絵磁器が最上級で、備前のような土物が安価でした。岩谷の色絵磁器は、鞆徳利が作られ始めた早い時期からあり、献上手などさまざまな図柄があります。 本作は鞆徳利のなかでも人気の高い葡萄文です。貫入がかなり強く、短めの入も見える事から、この値段にしましたが、かなりお買い得な価格だと思っています。 是非これを機に、鞆徳利を一つお持ちになるのはいかがでしょうか? ※商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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古染付 葡萄文振出
¥110,000
【時代】明末清初 【産地】中国 景徳鎮 【寸法】h.10cm Φ.6.8cm 170g 【状態】口に金繕い 【箱 】有ります 【伝来】有りません 明末清初の景徳鎮でつくられて染付瓢形の振出です。所謂古染付と呼ばれる物で、茶人による注文品かも知れません。 線描きで描かれており、筆でゆったりと描く染付とは異なり、細かく均一に描かれています。図柄は吉祥紋の一つである葡萄柄で、丁寧に描かれています。 口に小さな金繕いが有りますが、それだけ大事にされてきた証拠だと思います。 茶箱に潜ませて楽しむのも良いかと思います。また、小さな一輪挿しとして、自身の机の上などを彩るのも良いかも知れません。 ※商品到着後、優しく洗ってからご使用ください。
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喰籠 梅波蒔絵
¥22,000
【時代】昭和2年(1927年) 【産地】大阪 【寸法】h.12cm Φ.15.2cm 350g 【状態】蒔絵にわずかな汚れ 【箱 】3代 木津宗詮(1862~1939)極め 丁卯(1927年の意) 数の内 蒔絵師 川合漆仙(1869~1947) 漆匠 四代 川端近左(1891~1975) 指物師 芦田真阿(1870~1928) 【伝来】有りません 非常にしっかりとしたお茶道具です。蓋裏に「喰籠 掛子付 梅波蒔絵」とあり、続いて 「丁卯 好み 木津宗詮 花押」最後に「数の内」と有ります。 先ず、木津宗詮は武者小路千家の家元預かりで三代目です。「丁卯」は昔の時代の描き方で、この場合1867年か1927年に当たりますが、1862年生まれの三代宗詮が、わずか5歳で箱書きをするとは思えず、1927年だと考えられます。また、「数の内」とあるので僅かに作られた限定品であり、希少価値の有る物です。 箱の底裏には「蒔絵 川合漆仙、漆匠 川端近左、指物師 芦田真阿」とあり、喰籠のボディを真阿が拵え、そこに近左が黒漆を塗り、漆仙が梅と波の蒔絵を描いたことがわかります。大変に細かく情報を乗せてくれています。 川合漆仙は二代川端近左の弟子で、二代と共に武者小路家の塗り物を多く製作しています。 川端近左は代々の塗師で、現在は六代目が活躍しています。喰籠の制作年が1927年で有る処から、四代目と推測できます。 芦田真阿は大阪の指物師で、初代芦田真平の長男として二代目を襲名し指物を行っています。 三人ともが高名な職人であり、また三人とも武者小路家との関係が深く、多くのお茶道具を制作しています。 本作は琳派風の梅と波をあしらった喰籠です。少し小振りでは有りますが、品が良く状態もこの時期の物としては大変よろしいと思います。 ※漆物です。洗剤は極力避けて、水洗いで優しく洗ってあげてください。
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王子山焼 色絵漢詩花鳥角豆皿 五客
¥16,500
【時代】江戸末期 【産地】王子山 兵庫県 【寸法】平均:h.2.0cm 一辺7.5cm 50g 【状態】良好 【箱 】有ります 【伝来】有りません 豆皿は本来手塩皿と呼ばれ、塩や醤油を少しのせて、食事の際各々の膳の上かで使われました。今は醤油皿が名残りとして有りますが、昔は色々と使っていたようです。比較的に求めやすい物が多い為、昔から熱心に蒐集される方が多いジャンルの一つです。 王地山焼は、篠山藩お抱えのいわゆる藩窯であったため、一般に出回ることは少なく、江戸時代も製品の数はもともと少なかったよう です。まさしく、幻の陶磁器であることが一番大きな特徴といえます。 本作は色絵の豆皿です。漢詩は残念ながら解読出来ませんでしたが、右下の三文字には「伊孚九」とあり、この人は清朝中期の人で、長崎へ渡来し南宗画の画風を広め、日本の文人達の間で多いに広まりました。恐らくはこの伊孚九の漢詩か画をそのまま豆皿に写した物ではないかと思っています。資料としても面白いですし、作品としても優れた一品です。 ※優しく洗ってください。食洗機は避けてください。
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古伊万里 山水図豆皿 五客
¥22,000
【時代】江戸後期 【産地】有田 【寸法】平均:h.2.0cm Φ.7.7cm 50g 【状態】良好 【箱 】有ります 【伝来】辻清明旧蔵 豆皿は本来手塩皿と呼ばれ、塩や醤油を少しのせて、食事の際各々の膳の上で使われました。今は醤油皿が名残りとして有りますが、昔は色々と使っていたようです。 豆皿は数が多く、昔から熱心な蒐集家が多いジャンルの一つです。 本作は伊万里の染付皿です。小さな画面いっぱいに描かれた山水画はかなりの見応えがあります。 普段使いはもちろん、気心知れた仲間たちとの食事の場に用いても、目を引く一品です。 ※優しく洗ってください。食洗機は避けてください。
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そば猪口 松に鷺 01
¥22,000
【時代】江戸中期(享保〜天明) 【産地】有田 【寸法】h.5.5cm Φ.6.9cm 50g 【状態】良好 【箱 】有りません 【伝来】有りません そば猪口は江戸時代に爆発的なヒットを生んだ食器の一つです。元々は向付として生まれ、小さい物は酢猪口として使われていました。ところが1650年代頃、そば切りが始まります。そこから徐々にそばに用いる様になり、いつしかそば猪口としての地位を確立したそうです。 さて、本作は中期のそば猪口です。手描きで、鷺や雲が描かれているのに対して、松は印判で3本有ります。恐らく紙刷り印判です。手描きと印判の組み合わせは、珍しい物です。 日常に自分用に、酒にお茶にと色々と使える一品です。 ※手洗いをお勧めします。優しく洗ってご使用ください。
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古染付宝尽くし文五寸皿 03
¥24,200
【時代】明末清初 【産地】中国景徳鎮 【寸法】h.3.5cm Φ.14.0cm 130g 【状態】虫食い 【箱 】有りません 【伝来】有りません 古染付は明末清初の時代、景徳鎮で作られた染付磁器を指します。中国は王朝が交代する時代の大きな転換期でした。その為染付磁器の焼成も質が下がり、いらゆる虫食いと呼ばれる釉薬のハゲが目立ちはじめます。これを当時の日本の茶人が好み、多くの古染付が日本に将来されました。 本作は古染付の五寸皿です。文様は宝尽くしと呼ばれるもので、元時代からよく描かれているものです。発色も良く、使い易いお皿です。 ※手洗いをお勧めします。優しく洗っはてご使用ください。
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古染付楼閣山水図五寸皿 02
¥27,500
【時代】明末清初 【産地】中国景徳鎮 【寸法】h.3.5cm Φ.14.0cm 130g 【状態】虫食い 【箱 】有りません 【伝来】有りません 古染付は明末清初の時代、景徳鎮で作られた染付磁器を指します。中国は王朝が交代する時代の大きな転換期でした。その為染付磁器の焼成も質が下がり、いらゆる虫食いと呼ばれる釉薬のハゲが目立ちはじめます。これを当時の日本の茶人が好み、多くの古染付が日本に将来されました。 本作は古染付の五寸皿です。見込みに描かれた楼閣山水は比較的手の込んだもので、呉須の濃淡で表現した雲などは中々に目を見張ります。 日常的にお使いになるも良し、飾って楽しむも良しの一皿と思います。 ※手洗いをお勧めします。優しく洗っはてご使用ください。